知られざる栄光の影!「福岡市を経営する」高島市長の仕事論・人生論

2019年1月22日エンタメ,

「福岡市を経営する」の概要

最近は東京や大阪などに出張した際に、「福岡は勢いありますよね」等と言われる事が増えてきたように思います。なぜ、福岡は勢いがあるように感じるのか?それは、現福岡市長である高島宗一郎氏の様々な取り組みと広報活動による所が大変大きいでしょう。

後述しますが、町その物の文化などをしっかり継承しつつ、未来への投資として古くなった建物の建て替えプロジェクトなど、実際に肌感として活気を感じます

このブログを書いている時点では、福岡市民ではありません。しかし、仕事で福岡市の方ともやり取りさせていただいたり、ビジネス関連で福岡市が主催または協賛・後援するイベントにもたびたび参加する事から、「福岡市を経営する」に興味を持ち、購入した次第です。

落合陽一氏推薦! 博多駅前陥没事故や熊本地震への対応でも注目された現職市長による、地方再生を舞台にした経営論・仕事論・人生論。

参考:公式サイト

「福岡市を経営する」の感想

福岡は屋台や明太子、水炊き、豚骨ラーメンなどグルメ情報は充実していますし、福岡ソフトバンクホークスやアビスパ福岡、独特の博多弁や有名人を多数輩出している県ですので、全国的に見ても元々それなりの存在感があったと思います。

しかし、当然ながらそれだけでは今現在ビジネス界隈で言われている福岡の勢いは生み出せなかったでしょう。そこで、福岡をアジアのリーダー都市にすべく高島市長が取り組んできた事を振り返りながら、福岡市を経営してきた術が網羅的に語られています。

ローカル局のアナウンサーであった高島氏が、いかに考えて行動してきたか、SNSを活用してきたか、災害に対応してきたか、福岡に住んでいても知らなかった事実などが赤裸々に書かれています。

「Fukuoka Citu Wi-Fi」「オープントップバス」「クルーズ船の誘致」「スタートアップ宣言」「屋台の消滅問題」「こども病院の移転問題」「博多駅前の陥没事故」「天神ビッグバン」「ウォーターフロントネクスト」

上記は高島市長が、これまで8年の間に取り組んできた事ですが、福岡の特に都心部に住んでいる方ならどれも一度は聞いた事があると思います。そして、これらの取り組みや対応は、福岡に住む者としても肌で感じ取れます

ずっとテレビで問題として扱われていた「こども病院の移転問題」は今は聞かなくなりましたし、「クルーズ船の誘致」は博多駅などの観光客の多さで感じます。また街を歩けば「オープントップバス」が走っています。「博多駅前の陥没事故」は、あまりの対応の早さに事故現場の上を歩くのはしばらく怖かったほどです。「天神ビッグバン」では市民に馴染みのあるビルが建て替わるという事で話題になりました。

これら多くのプロジェクトや問題対応について興味を持ち、思いや裏側を知りたい方にオススメの本です。

まとめ

終盤は管をまくように、同じような事が繰り返されてしまっていますが、通常のビジネス本と違って、自治体の経営という観点はあまりない書籍ですので、非常に面白かったです。また、高島市長のように若くイノベーションを進めるべく奮闘している他の自治体の代表者をさりげなく紹介しているあたり、地方を日本を本当に元気にしようとしているのだなと伝わってきます。

実際に福岡に住んでいる物としても勢いや活気は感じていますが、それでも尚、世界を見て回る高島市長からしてみれば、なかなかイノベーションが進まない日本の現状には危機感を抱いている事が興味深かったです。

やはり、悲観して停滞するのではなく、世界にも目を向けて未来に投資していかねばなりませんね。個人的な理想を言うならば、猪突猛進できるだけのバイタリティと鈍感力が欲しいです。